お役立ちコラム

2015年09月28日

『変革の‘きっかけ’ として場を使う』

今月号も先日発売されましたが、企業の広報担当や経営企画の方に広く読まれている
月刊誌『広報会議』(宣伝会議社)の連載企画の執筆を担当しています。

>>>長寿企業の秘訣「周年イヤーの迎え方」
http://www.advertimes.com/20150807/article199015/

周年を機に社員イベントや顧客向け感謝祭、社史、CI変更など様々な施策に取り組んだ企業を訪問し、
その意義や成功の秘訣を抽出させていただいています。

さまざまな事例をお伺いするなかで改めて気づいたことは、周年の機会で「何をやるか」ではなく、
周年の機会を「何に使うか」を考え抜かれた企業の周年事業は、成果をあげているということです。

自社の組織風土を変えたい、社員のマインドを変えていきたい、でもなかなか変わらない…
こんな悩みを抱える企業は多いと思います。

変わらない理由には様々ありますが、根っこには、人の変化に対する心理的抵抗、バイアスの存在があります。

「今までのやり方は間違っていない、変えたくない!」
「そんな未来のことよりも、今のことで精一杯!」
「自分よりも先に変わるべき人は山ほどいる!」
「どうせこの組織は変わらない。自分だけ頑張って損をしたくない!」

心の叫びがブレーキとなって変革のドライブがかからない。
そんな状態の組織は多いのではないでしょうか?
感情を持つ“人”の集合体である組織の宿命ともいえる悩みです。

我々の提案は、会社の出来事をもっとうまく活用する。
その出来事の乗じて「場」を持ち、心理的変革の’きっかけ’をつくるということ。

人には、誕生日、成人、結婚、還暦など、様々ライフイベントがあり、
これらのライフイベントには、場としてのイベントがつきものです。
誕生日は誕生パーティーをしなくても巡ってくる出来事(イベント)ですが、
自分の誕生日にサプライズのパーティーをやってもらえれば、やっぱり嬉しい。
それをきっかけに、何らかの心理的変化が生まれます。

同様に企業にも、周年記念に限らず、昨今ではM&A、社長交代、HD化に伴う組織再編、
分社化といった大きな事案もあれば、毎年、定期的・周期的に巡ってくる、
例えば人事発令、決算発表、新卒採用といった出来事もあります。

こんな企業のライフイベントをただ「こなす」のではなく、ステークホルダーの心理的変化を起こす「きっかけ」に使う。

そんなイベントをプロデュースすることがポイントなのではないでしょうか?
多くの事例に触れるにつけ、そんな確信を抱いています。

※他社事例からポイントを読み解くセミナーを実施致します。
ご興味がある方、ぜひご参加ください。

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