お役立ちコラム

リンクイベントプロデュース通信

2015年9月28日

vol.2

『周年記念の迎え方.2』

現在、宣伝会議社の「広報会議」という雑誌で、
「周年イヤーの迎え方」という連載記事の執筆を担当しています。

※ご参考※
広報会議 『長寿企業の極意「周年イヤーの迎え方」』
■ユナイテットアローズ様 25周年
http://www.advertimes.com/20150114/article179122/
■岩崎電気様 70周年
http://www.advertimes.com/20150319/article186632/
■BASF様 150周年
http://www.advertimes.com/20150501/article190811/

ここでは周年を迎えられた企業を訪問し、取組みや成果をお伺いしています。
また、弊社がお手伝いしている大口のイベントの多くが周年記念絡み、
ということもあり、多くの企業の周年記念の情報が集まってきます。

周年の取組みや成果に対して、経営陣や事務局が最終的に満足している
企業とそうでない企業の差、特に社員に何らかのポジテイブなインパクトを
残すことができた企業と、そうではない企業の差は顕著です。

その差は、周年の取り組みがただの『ACTION』で終わっているか、
周年を機にした『LINK』の取組みになっているかにあります。

周年の機会に取り組めることはたくさんあります。
イベントはもちろん、社史の発行、キャンペーンやプロモーション、
記念配当や植樹、ノベルティ制作、CI・CVの変更、記念商品の販売
など、様々です。「その活動、周年の機会じゃなくてもいいのでは?」と
突っ込みを入れたくなることもしばしば(苦笑)。

これらの取組みを分類・整理すると、下記のようにACTIONという頭文字で
表現することができます。

【A】nniversary:記念
【C】elebration:祝賀
【T】hanks:感謝
【I】ncentive:報奨
【O】peration:行事
【N】ews:広報・告知

周年の取組みの大半はこのACTIONの観点で網羅されます。

大切なことはあくまで目的。

先日、取材をさせていただいた60周年を迎えたある企業様は、周年を
機に創業の経緯やこれまでの歴史の裏側にあるエピソードを克明に
記載したHistory Bookの制作や、記念HPの開設、記念イベントに向けた
各種準備に社員を巻き込んで進められていました。

目的は、創業の理念やこれまでの歴史の裏側にある自社’らしさ’を
社員に改めて深く体感的に理解してもらおう、というものです。
競争が激しくなり、変革が必要な今だからこそ、その変革の軸となる
自社の強みや’らしさ’を継承することが大切、と考えられていました。

周年の機会は、日常の仕事・業務の枠組みや時間観を越えた全社単位の
活動を行う絶好の機会です。ここでいう全社単位の活動とは下記のように
LINKという頭文字で表現できる4つの観点に整理できます。

【L】inkage:接続
【I】ntegration:統合
【N】ext Stage:変革
【K】eep Up:継承

周年を機に、①自社のブランドイメージや事業メッセージを社会や顧客に
強く接続する(Linkage)、②自社のインナーブランディングを高め、一体感
を醸成する(Integration)、③ビジョンの実現に向けてあらゆることを変革
する(Next Stage)、④自社のDNAや変わらぬ理念を継承する(Keep Up)。

周年の機会を、ただの通過儀礼や忙しい行事に終わらせてしまうか、
社内外のブランディングを高め、未来に向けた組織の変革に繋がる価値
ある活動になるかは、プロジェクト初期の段階でLINKの観点を意識できた
か否かにあるのではないでしょうか?