支援事例

株式会社IMAGICA GEEQ

「ワンチームフォーラム」

新組織スタートでシナジーを最大化!
変革の“ネガティブ”を“ポジティブ”へと高めるチームビルディングに挑む。

株式会社IMAGICA GEEQ

2023年4月、株式会社IMAGICA GEEQは誕生しました。同社は、映画、ドラマ、アニメといった映像領域で多彩な事業を展開するIMAGICA GROUPが、世界的に成長を続ける“ゲーム市場”での事業拡大を推進する新会社として分社化し、設立されました。
その新組織スタートに向けて、様々な「変革」を実行していこうというタイミングにおいて、同社が大切にしたのが、新しいミッションとバリューの浸透、社員の「相互理解」と「一体感の醸成」でした。そうした想いのもとで実施された『ワンチームフォーラム』について、その意義、概要、効果についてお話をうかがいました。

支援内容:管理職向け1dayワークショップ
開催日:2023 年9月30日
対象:管理職50 名

株式会社IMAGICA GEEQ
取締役常務執行役員 CAO
経営管理本部長/ソリューション事業本部長

塩田 哲也 様

IMAGICA GROUPにおいて企画、人事、総務部門の責任者。 グループ企業の取締役等に携わり、2023 年IMAGICA GEEQの取締役常務執行役員に就任。 管理部門全般を牽引するとともにソリューション事業として新規事業の創出にも携わっている。

株式会社IMAGICA GEEQ
人事企画担当 課長

長谷川 絵理 様

IMAGICA GROUP から出向し、生まれ変わっていくIMAGICA GEEQ の人事企画業務を担当。 主に、ワンチーム施策、人事制度の改定などに携わっている。

本事例のサマリ

本施策の目的
新組織スタートの様々な変革における、
管理職の「相互理解」「ミッション、バリューの浸透」「一体感の醸成」

【読んでいただきたい方】
・組織の大転換期(M&A、組織統合など)における組織課題をお持ちの方
・組織風土変革の取り組みに興味がある方
・ミッションやビジョンの従業員への浸透を図りたい方
成功のポイント
①想いを一つにすること
②変化を止めないこと
③めいっぱい楽しもうとすること 

新組織スタートで描いた“変革ストーリー”の鍵、それが『ワンチームフォーラム』

Q.2023 年4 月に新たに誕生したIMAGICA GEEQ の設立背景を教えてください。

 

塩田:IMAGICA GROUPの中で“ ゲーム制作”に特化した事業を行っているのがIMAGICA GEEQです。その前身となる1995年に設立された会社があり、クリエイターの紹介・派遣といった人材ビジネスからスタートして、ゲームの受託制作、ゲームのQA(クオリティアシュアランス:品質保証)へと事業を拡大させ、ゲームファンであれば誰もが知っているビッグタイトルの制作にも数多く携わり、ゲーム開発の現場を支える存在として大きくなっていきました。

 

長谷川:映像領域を幅広く事業展開しているIMAGICA GROUPでは、将来的に映像だけでなく、どの分野で伸ばしていくかと考えた時に、
世界的に市場が拡大しているゲーム業界に注目しました。そこで、明確にゲーム事業を特化させるためにその会社を分社化し、2023年
4月にIMAGICA GEEQが誕生したのです。

塩田:IMAGICA GEEQが目指すのは「Global Gaming Service Company」です。ゲーム制作業務のE2Eサービス(End to End:始まりから終わりまで)を提供するために、ゲーム制作・サービスのバリューチェーンを広げること、さらにはグローバルに事業を展開する方針を立てており、2024年1月にはイギリスのゲームサービスプロバイダーであるUNIVERSALLY SPEAKINGLIMITEDとの業務提携を、2月にはIMAGICA GROUPがゲームソフトの開発事業を手掛けるアプシィ株式会社のM&Aを発表し、これからゲーム開発の領域にも参入していきます。

Q.そうした新会社のスタートアップの最中に、『ワンチームフォーラム』を実施された背景や目的を教えてください。

塩田:新会社とはいえ分社化した形になりますから、既存の従業員から見ると「一体何が起きるの?」という状態だったと思います。
そこで、まずは目指すべき姿を共有し、シナジーを最大化させる必要がありました。ところが、分社前の時代には、人材ビジネスは人材
ビジネス、制作は制作と分かれて成長してきたため、想像以上に縦割りの風土が根付いていたんですね。これから1つになって大きく
変化させていこうという大事な時に、お互いの事業のことを良く知らないし、一緒に仕事をしよう、お客様を紹介しよう、一緒に事業を
増やそうというムードもない。そうした「バラバラだったこと」に相当な危機感を持ったのです。

長谷川:そこで「We are GEEQ」だと認識していただくために、共通言語となる「ミッション・バリュー」を社内に設置したり、社内広報
も強化し、ポータルサイトも一新するなど、整備を進め始めましたが、企業風土を変えるというのは簡単ではありません。

 
 

IMAGICA GEEQ ミッション

 

IMAGICA GEEQ Value

 

 

塩田:同時に、トップダウンで、管理職メンバーと社長との懇談会を開始しました。そして、次のステップとして管理職同士の相互理解を図り、さらに10月と1月に予定していた大きな組織改革をするにあたって、管理職の理解を促す必要があったのです。そのためには、管理職を一堂に集め、合宿形式でリアルに集合するワークショップが最適と考え、リンクイベントプロデュース(以下、LEI)に相談したという経緯がありました。

長谷川:従業員全員に研修をするのは難しいですから、やはり管理職以上の方が腹落ちをして、メンバーの方々に伝えてもらうということを考えていました。そこで組織改革の社内発表の前に、管理職に組織体制を内示して、彼らが「えっ?」と思っているところで、管理職を集めて『ワンチームフォーラム』を実施。その次の日に全社発表するというストーリーを組みました。

“個人商店”から脱却するための、最適なプログラムを提案

Q.なぜリンクイベントプロデュース(以下、LEI)にご依頼いただいたのですか?

塩田:実は、2018年にLEIのチームビルディング研修に参加したことがありました。私がIMAGICA GROUPの管理部門に在籍していた当時、中途採用の方が多く、みなさん前職の文化や価値観を持っていたために、グループの事業会社のためにリーダーシップを発揮しなくてはいけない場面で、想いも対応もバラバラだったんですね。それで「共通の価値観を作ろう」ということでワークショップを実施していただき、組織風土のアップデートに非常に効果的だったという経験があり、今回も御社にお願いしたいと思って指名で連絡をしました。
 

組織成立の3 要素

 

 

Q.今回、以前経験された研修からブラッシュアップさせた点、こだわった点はありますか。

塩田:まずは「同じ会社なのに他部門の人がどんな仕事をしているのかあまりよく理解していない」ということが課題でしたから、高度
なことを目指すのではなく、お互いを知り合う機会を作り、その中で職種や部署を超えた協働の意義や可能性を感じてもらいたかったの
です。そうした想いを踏まえて、プログラムを考える上でのこだわりを5つお伝えしました。

① とにかく話せる:お互い腹を割って話せる機会、いろいろな人と話せる機会を作りたい。
② 全員参加できる:同じ役職でもクリエイターとマネジメントで差があるため、全員参加できるプログラムにしたい。
③ 本気にさせる:研修慣れしている参加者を、スタート時から本気にさせたい。
④ アクティブ:座学中心だと薄れていくため、自分の体を使ってアウトプットすることで「残る」ものにしたい。
⑤ ファシリテーター:雰囲気作りが重要になるため、経験のあるファシリテーターにしたい。

 

長谷川:こうしたことを踏まえ、LEIは数多のプログラムを提案したわけではなくて、組織成立の3要素である「コミュニケーション」
「協働の意欲」「共通の目的」に立脚したテーマでプログラムを設計してくれたんですね。まさに、これまで「個人商店」の意識が強かった
ものですから、組織風土をアップデートするために、この3要素は我々が求めていることだなと思いました。

本音をぶつけあったからこそ生まれた、“前向きなマインド”

 

Q.実際に実施されて、当初の目的は達成されましたか?

塩田:アンケートでは95%が「気づきがあった」と回答していただき、「ワンチームになる重要性を認識した」というコメントも多く、今回の狙いは達成できたなと確信できました。

長谷川:大体、研修って「嫌だな」と思われる方が多いと思うんです。特に、土曜日開催でしたから面倒ですよね。なのに、みなさんから「こういう場だったらいいよね」「定期的にあった方がいいね」「こういう場は必要だよね」と言う声があがって、実施した甲斐があったなと。何より、みんなイキイキ楽しそうでしたよね。それが良かったなと思いました。

 

塩田:正直、みんなの前で「今までこう思ってやってきたのに、どうお考えですか」という本音をぶつける人もいました。そうして皆が期待や不安を吐き出し、会社の想いと参加者の想いを互いにぶつけ合って、最後には「本気で会社を変えようとしていることがわかりました」「自分も一歩踏み出していきたい」って言ってくれたんです。変革前の重要なプロセスでしたから、そういう変化は嬉しかったですね。

アンケート一例

 

 

Q.印象的だったプログラムを教えてください。

塩田:プログラムでは「チェンジモンスター」。協働意欲を阻む要因をモンスターに擬えて、「あ~こういう人、いるいる!」「自分は実はこのモンスターだった!」ってすごく盛り上がって心に残るんです。改革を阻む心理的要因って誰もが持っているものだからこそ、絶対やって欲しかったコンテンツでもありました。あとは、ファシリテーターの乗せ方も非常にうまかった。最初って皆「何してくれるの?」って硬くなって、徐々に温まって、最後に良かったっていうのが研修の成功パターンですが、始まった瞬間から参加者は真剣になってのめり込んでくれて、恐れずに本音で語ってくれる参加者も多かった。そうした雰囲気をすぐに作り出してくれたところにプロフェッショナルを感じました。

チェンジモンスターのプログラムで出てくるモンスター一例

 

 

長谷川:このプログラムが突出して良いということではなく、全部のバランスが良かったですね。どこにも気分やモチベーションが落ちるところがなくて、最後まで盛り上がった雰囲気を維持できたのがスゴイと感じました。あと時間配分も良かった。最後のプログラムとなるミッション実現に向けたワークでは、参加者は前向きでポジティブなマインドで「もうちょっと話したい!」という雰囲気があって、その盛り上がりのまま懇親会に突入できたのもよかったです。

世界中のゲーム制作において欠かせない存在となるために、変化を止めない!

 

Q.このワークショップを経て、従業員の方々に変化はありましたか。

長谷川:これまでいろいろな組織を見る中で、「何か起きそうだけど、自分たちには関係ない…」といったネガティブな上司の発言や雰囲気って、下に伝わっていくなと感じていました。そのままだと、いくら会社や組織を変えても結局縦割りのままだったと思うんですね。しかし、『ワンチームフォーラム』の開催から数ヶ月が経ちましたが、会社の方針に対して、管理職の皆さんが非常に協力的でポジティブに動いてくれているんです。一度のワークショップでネガティブな意見が完全に払しょくできたとは言えないかもしれませんが、我々が変わらなくてはいけないという思いはメンバーにいい形で伝わっているんじゃないかと思います。

 

Q.正直、今回のワークショップの費用対効果はどんなふうに考えられていますか。

塩田:もちろん、ぱっと聞くと価格は決して安くはない。けど、私自身は費用以上の価値があったと思っています。一方で、会社視点でいうと、今回の『ワンチームフォーラム』はあくまで変革における「ストーリー」の1つですから、費用対効果を実現するのはその1 日だけではなく、その後にかかっていますから、「費用対効果が出るようにしなきゃいけない」というのが本来の答えだと思っています。
ただ、改めてLEIに依頼して良かったなと思っています。正直、数年前に発注した会社ですから担当者や中身が変わっている可能性もありました。でも、LEIはDNAがしっかり根付いている会社なんですね。人が変わってもクオリティが下がらない。私も組織づくりを推進する一人として、改めてDNAは本当に大事だなと実感しました。

Q.改めて、職種や部署を超えて、組織を一つにしていくための秘訣を教えてください。

長谷川:まだ道半ばですが、今は「変化を止めないこと」だと思っています。従業員の皆さんが「良い方向に変わっていきそう」と期待をかけてもらっているところで変化を止めてしまうと、「口先だけ?」「やっぱり会社の都合だけ?」といったネガティブな方向に頭がいってしまいます。そうならないように変化を与え続けることで、これまでの常識にとらわれない挑戦やイノベーションを加速する人や風土をつくっていきたい。そうして、IMAGICA GEEQ という会社をみんなと一緒に作り上げて、成長させていけたらと思っています。

 

 

 

 

塩田:やはり「想いを一つにすること」、そして「めいっぱい楽しもうとすること」ですね。海外企業との業務提携、オフィス統合、外国人採用、制度を変え、組織を変え、企業の成長だけでなく「この会社にいてよかった」って後から従業員にも思ってもらえるような仕掛けなど、ここ半年で色々と変化を起こしていきました。その意味や価値やボードの想いを従業員伝えるのは本当に大変です。ただ、その変化も「やることに意味がある」と思えるからワクワクするし面白い。こうした変化って、楽しめたもん勝ちだと思っています。世界中のゲーム制作において欠かせない存在となるために、これからもっともっとワクワクする変化を続け、ゲーム業界に無くてはならない価値を作りたい。そんなIMAGICA GEEQにご期待ください!

本事例のサマリ

本施策の目的
新組織スタートの様々な変革における、
管理職の「相互理解」「ミッション、バリューの浸透」「一体感の醸成」

【読んでいただきたい方】
・組織の大転換期(M&A、組織統合など)における組織課題をお持ちの方
・組織風土変革の取り組みに興味がある方
・ミッションやビジョンの従業員への浸透を図りたい方
成功のポイント
①想いを一つにすること
②変化を止めないこと
③めいっぱい楽しもうとすること 
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