支援事例

パーソルキャリア株式会社

オンライン内定式

MISSION / VALUEに共感し、会社のカルチャーをつくる内定者が集う
オンラインイベント

パーソルキャリア株式会社

パーソルキャリア株式会社※は、2020年10月、初のオンライン内定式を実施。内定者約200名がリモートで参加し、例年の通常開催と変わりなく大盛況で幕を閉じた。コロナ禍でも実施に迷いはなかったという事務局メンバー2名に、イベントに込めた想いについてオンラインでインタビューを行った。
※パーソルキャリア株式会社は、人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援サービスを提供する人材サービス企業

松田 拓 様 様

2017年、新卒入社。新卒採用部にて関西でのリクルーティング業務に従事。 インターンや内定式の企画も担当しており関西の採用リーダーとして活動。 内定式では、オーナーとして内定式第一部(式典)を担当するとともに、全体管理を遂行。

津幡 紗希 様

2019年、新卒入社。新卒採用部にて関東を出身地である北海道でリクルーティング業務に従事。 内定式には昨年度からプロジェクトメンバーとして関わり、今年度はオーナーとして主に内定式第二部(懇親会)を担当。

内定式は、会社のMISSIONを伝える貴重な機会

Q.コロナ禍において、内定式を中止せず、実施に踏み切った理由は?

津幡 中止にするという選択肢はそもそもなく、どうやって実施するかの議論でした。内定式は毎年行っている意味のあるイベントだからこそ、迷いはなかったのだと思います。

松田 そうですね。当社では「人々にはたらくを自分のものにする力を」という、会社で掲げているMISSIONの推進のため、社員が「外向き」「自分ゴト化」「成長マインド」という当社が掲げる3つのVALUEをいかに体現できるか、というところを常に重要視しています。内定式は、入社前から経営陣よりMISSIONの重要性や本気度を伝えていく機会です。また、社員と内定者、そして内定者同士の横のつながりをつくるきっかけとしても重要なので、コロナ禍でもぜひ実施したいと考えていました。実施を断念する企業様も多い中で、しっかりと予算を立て、対策をしたうえで実施に踏み切ることができたことは、私たち人事にとって貴重な経験になったと思いますし、内定者と直接会うことはできませんでしたが、何よりも彼らにとって良い機会が提供できたのではないかと思っています。

限られた時間でも、内定者の参画感にこだわる

Q.実施にあたり、新たな取り組みや工夫、苦労についてお聞かせください。

津幡:オンライン開催という新しい取り組みだったので、すべて手探り状態でした。こだわったポイントは、一方的にこちらから発信するのではなく、内定者が知りたいと思う情報を届け、楽しんで参加してもらえるようにする点です。毎年意識している点なので、オンラインという状況下でもそこだけは死守したかったですね。

松田:私が苦労したのは、時間のバランスですね。通常のイベントであれば、半日程度の時間でいろいろ盛りだくさんになっていたのですが、オンラインになると、自宅から画面越しでの参加となるため、集中・没頭してもらうために長い時間は難しいと議論になりました。そこで、3時間という制約を設け、参加者の皆さんの集中力が途切れないよう工夫しました。実際に、役員登壇の時間を短くし、そのぶん参加型企画の比重を大きくするなど、時間との兼ね合いはけっこう考えたところですね。

オンラインでも リアルと同等のメッセージ伝達機会に

Q.実施してみて良かったと感じた点、課題に感じた点などはありますか?

松田:良かったことは、内定者の期待を超えられた、私たちの当初の期待すらも超えられた、ここまでできるんだなと感じられたことだと思っています。

津幡:社員と内定者、そして内定者同士の横のつながりを生むことが目的の一つなので、当社のカルチャーである「フラットさを感じた」「役員とも近い目線で話すことができた」という声をいただけたことは、目的に沿った会が開催できたのかなと感じています。その点が、非常に高い満足度につながったのだと思います。

松田:内定期間中という観点で言えば、入社に対してワクワクしてほしいと思っている中、「入社が楽しみになった」「働くのがより楽しみになった」という声をアンケートでもいただくことができました。感想をTwitterでつぶやいてもらう投稿キャンペーンもやっていたのですが、うれしいコメントばかりで、ニヤニヤしながら1週間くらい毎日見ていました。

津幡:内定式の中で経営陣が、「社会に価値ある何かを残す」という創業時の想いを受け継いでいると話していたのですが、そこに共感している内定者が多くて……。Twitter投稿キャンペーンでも、「社会に価値ある何かを残す」というワードはたくさん出ていました。共感してくれる仲間を集められたこともすごくうれしく思います。

松田:より工夫できたのではないかと思うのは、目的に沿って「誰と・何を話すのか」を緻密に計画することですね。オンライン上でのコミュニケーションでは、誰かが話している時は話せないこともあり、懇親会中に内定者同士で話せばいいのか、社員に何かを聞けばいいのか、それとも役員と話せばいいのか、リアルイベントよりも細かく設定しないといけないと感じました。今回の気づきを活かして、今後は誰かの発言を全員が聞いている状態の環境を想像して、より交流を深められるような設計をしていきたいです。

未来への投資である新卒採用のやりがいとおもしろさ

Q.人事・新卒採用という、短期的に結果が見えづらい部分に力を入れている理由は?

津幡 私個人として今、新卒採用を一生懸命がんばることができているのは、自分が目の前で向き合っている学生の人生を左右する立場であるという強い責任感からです。自分が就活時代に、意志を持って選んだ会社であり、その会社の未来を一緒につくっていく人たちを採用するという責任感、未来をつくるこの仕事におもしろさを感じています。

松田 自分も同じく、新卒採用は会社の5年後・10年後の未来やカルチャーにつながっていくと考えています。会社として、未来への大きな投資として新卒採用を行っていると思っています。

社内外を問わず関係者全員が当事者意識を持ち、目的の実現へ進む

Q.最後に、初のオンラインイベントを実施するにあたり、一番大切だったことは?

津幡 社員もまだオンライン開催にあまり慣れていない中でしたので、オペレーションを説明したり、コロナ禍で学生とどのようなマインドで接してもらうかなどを設計したりするのは、すごく難しかったです。実際、先ほどお伝えしたように改善点もありました。
松田 社内の連携はもちろんですが、私たちがやりたいことは社外との連携がなくては実現できませんでした。今回は、リンクイベントプロデュースさんがMISSION / VALUEをしっかり伝えたいという当社の考えを理解し、私たちよりも当事者意識を持って一緒に進めてくださったことが大きいと思っています。来年のことはわかりませんが、今回の経験を活かし、内定者にとって良いきっかけになる会を引き続き開催していきたいと思います。

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