支援事例

株式会社アズパートナーズ

10周年 感謝の集い

社外向けイベントをきっかけに組織と個人の“エンゲイジメント”を高めるということ

株式会社アズパートナーズ

介護付有料老人ホーム、デイサービス、ショートステイなどの運用をしている「シニア事業」と、収益不動産保有、宅地住宅分譲、不動産再生コンサルティングなどを行う「不動産事業」。その2つの事業を両輪に、世の中へ「暮らしの提案」をしている株式会社アズパートナーズ様。今回10周年という節目に、パートナー向けイベント「感謝の集い」を実施。その実施に向けた背景と、得られた効果などについて代表取締役社長植村氏と経営企画部松尾氏にお話しを伺った。

イベント実施の目的は「求心力の向上」

会場内の様々な掲示

植村氏:2014年11月2日が10周年のスタートだったのですが、その丁度一年前の経営会議にて「そもそもこの節目に何をやるか」という議論がなされました。話し合いの結果、今まで支えてくださったパートナーの皆さまに「感謝」の気持ちを伝える。「今後もこの会社とお付き合いしたい」と感じてもらうことを目的に実施が決まりました。更に今回のイベントは、社員にとっても良いきっかけにしたいという想いがありました。弊社は“介護”と“不動産”の両方を事業としている業界でも珍しい会社です。そして新卒・中途採用が進み新規入社者が増えてきていたことから、改めて自社の提供している事業やその価値を理解し「この会社で働いていてよかった」と思える機会にできたらと考えていました。

忙しい社員を巻き込むことの難しさ

新入社員からの宣言

松尾氏:やはり苦労したのは“スケジュール調整”でしたね。特にシニア事業においては、24時間365日サポート体制で働いていることもありますし、その忙しい社員たちをどの程度巻き込むかという点ではかなり悩みました。当初は、企画の初期段階から社員を巻き込んだMTGなどを実施しようと計画をしていましたが、実際はそう上手くもいかず、大半は、植村を中心とした3名で企画を進めることとなりました。意思決定の早さなどメリットはもちろんありましたが、もう少し多くの社員を多くの場面で巻き込んだ形で実施したかったですね。

イベント当日への社員の参画

代表植村氏と管理者層の登壇

松尾氏:先にも述べた通り、企画段階から社員に携わってもらうことは出来ませんでしたが、途中、パネル・映像の作成やイベント当日には様々なかたちで参画してもらいました。イベント冒頭の挨拶ではステージに代表と22名の管理者層が登壇。代表からの“感謝の言葉”に加え「アズパートナーズの資産はここにいる社員そのもの。今日のイベントを通じて社員の魅力を感じて欲しい」というメッセージを伝えました。そしてイベントの最後には「Voice of as-Partners 〜社員から誓い〜」というコンテンツを設け、新入社員含めた60名の社員が登壇。お客様へ自身の今後に向けた想いを宣言しました。上映した3種類の映像も、社員の笑顔や実際の声を中心に作成しました。こうした社員を巻き込んで作成したコンテンツは、参加者そして社員にとっても一番印象深い思い出となったようです。同じ業界の方には登壇していたスタッフ全員うちの会社に欲しい!」とまでおっしゃって頂きました。

イベント後の周囲の反応について

盛り上がりをみせた会場内の様子

植村氏:パートナーの皆様からは「“アズパートナーズらしい”良いイベントだった」という声が一番多かったように感じます。映像の中で社員へのインタビューを行ったのですが、作っている過程で驚いたのは“自社の好きなところ”について皆口裏を合わせたように「会社の雰囲気がいい。ノリが良い(笑)。」といった、同じ答えが返ってきたこと。日頃、目には見えない社内の空気感が言葉となり、映像というかたちになって流れたことは、イベントを“アズパートナーズらしく”終えることができた一つの要因だったのではないかと思っています。先にも述べたとおり、今回の一番の目的はパートナーへ「感謝」を伝えることでした。書道パフォーマンスやパネルなど自分たちでは手が出せないエンターテイメント性の高い演出から、スピーチやムービーなど、様々な手法を使ってメッセージを伝えることが出来たのも参加者を飽きさせることなく、満足度を上げられたのではないかと思っています。光栄なことに、イベント実施後ご参加いただいたパートナーとは更に良好な関係を築くことが出来ています。加えて、今年社員からもらった年賀状に「この会社に入って本当に良かった」と書かれていたのを見たとき、描いていたイベント後の姿を実現することができたという確信が得られました。

今回の成功の秘訣とは

当日上映したムービーのシーン

松尾氏:世の中のよくある企業イベントでは、社員を運営スタッフとして稼働させることが多いように感じます。弊社も今回、社員をどこまで巻き込むのかについては最後まで悩みました。確かにその判断は難しいですし、巻き込むことで想定できないことが増えるので主催側としてはリスクが高い。しかしながら、今回社員を信じて巻き込んでよかったです。そのことが、結果としてパートナーの心を掴み、そして社員たちにとっても自社の魅力を改めて感じる機会となりました。例えば、老人ホームのスタッフなどは、普段入居者様や取引業者さんとのやりとりが主となりますが、今回のイベントでパートナーに触れ、その数の多さを見て、パートナーに支えられて自社が成り立っているということを肌で感じることができたはずです。そうした相乗効果が今回のイベントの成功を生んだのだと思っています。

今後に向けて

未来に向けた想いを感じる本社エントランス

松尾氏:今後イベントを実施するとしたら、やはり当初の予定通り、企画段階から社員を巻き込んでいきたいですね。今回企画を担当した私たち自身、もちろん大変ではありましたが、「創り上げていく喜び」や外部のパートナーと一緒に進めるからこその新しいことを経験させて頂きました。それをなるべく多くの社員に感じてほしいと思っています。

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