支援事例

株式会社クロス・マーケティング

10周年記念イベント「START LINE」

10年間の“歴史”と“想い”を共有することで、全社員がフラットに
未来へのスタートを切る

株式会社クロス・マーケティング

大手マーケティングリサーチ企業として、急成長・急拡大を続ける株式会社クロス・マーケティング。同社は、創業10周年となる今年4月、全社員による10周年記念イベント「START LINE」を実施した。今回、イベントのプロジェクトメンバーである、同社取締役 御正氏、コーポレートサービス本部 大島氏、中野氏にイベント実施にあたっての背景や想いについてお話をうかがった。

10周年という節目に実現したかったこと

社員全員がフラットに未来へのスタートを切るために

御正氏:2003年に3名で創業した弊社は、この10年でグループ会社も含めると300名以上の組織になりました。ここ2、3年は、特に変化が早く、年間50名近い社員が新たに入社をしています。社内の雰囲気は、決してバラバラとは思っていませんが、入社年次や部署、役割によってカラーは異なりますし、会社への理解度は異なると感じていました。ですから、この10周年という節目を第2の創業期と位置付け、全員が“プロパー化” すなわちクロス・マーケティングの10年間の“歴史”とそこに秘められた“想い”や“背景”に対する理解を揃え、全社員がフラットに未来へのスタートを切るためのイベントを作りたいと考えました。この想いのもとに「START LINE」というコンセプトを決定。コンセプトが決まったことで、プロジェクトメンバー全員のイベントに対する目的、方向性がすり合いました。

プロジェクトのスタートは1年前 半年前までにはコンセプトを固め、 制作に入ることが理想

紆余曲折を経て完成した記念冊子

大島氏:プロジェクトのスタートは約1年前。いくつかの企業様にお声かけをさせていただき、ご提案いただくことから始めました。当初は、1~2ヶ月でコンセプトや目的を決めてキックオフと考えていましたが、企画段階で2転3転…(笑)実際に制作に入ったのは、年明け1月以降でした。イベントと並行して、イベント時に配布する記念冊子を作成していたのですが、以前にお見積もりをいただいた他社の方から、制作期間は最低でも1年かかると言われていたので、本当に間に合うか内心とてもドキドキしていました。

中野氏:記念冊子作成にあたっては、素材集めも大変でした。最近の写真は、比較的すぐに集めることができましたが、創業当時の写真はほとんど残っておらず苦労しました。過去には戻れません。難しいことですが、日頃から意識をし、撮り貯めておくことが大切ですね。

装飾、演出、運営、全てにおいてプロの力を実感

参加者、来賓双方にとって満足度の高いイベントになった

御正氏:当日、会場に入った瞬間、一瞬で世界が変わりました。これまで自社でも期初のキックオフや忘年会など様々なイベントを実施してきましたが、会場装飾、当日のスタッフによる運営、式典時の映像・演出、全てにおいてレベルが違いました。当日来場した社員の顔もどこか誇らしげで、主催者側としても見ていてとても嬉しかったです。また、来賓の方々からも「無駄、すきのない素晴らしいイベント」というお言葉をいただき、参加者、来賓双方にとって満足感の高いイベントをご提供することが出来たと思っています。

拡大期だからこその“One to One”へのこだわり

社長から社員1人ひとりへ贈られた感謝の言葉

大島氏:今回のイベントでは、社長より、社員一人ひとりへ“手紙” を渡すプログラムを企画しました。本イベントの目的には、「会社理解」に加え、「社員への慰労」をおいていましたが、プロジェクトメンバーとの様々な議論を経て、社長の五十嵐から一人ひとりへ感謝の気持ちを伝えることこそが、社員への本質的な慰労なのではという結論に至り、このプログラムを実施することになりました。「会社が急拡大していく中でも、社員一人一人としっかり向き合いたい」という五十嵐自らの想いも込められています。

中野氏:手紙は300名近い社員に渡すものですから、当日、間延びしないか不安でしたが、結果は大成功。壇上で手紙を受け取るメンバーの晴れやかな表情がとても印象的でした。LIVE映像を入れたり、一人ひとりのメッセージをスクリーンに投影するなど、参加者を飽きさせない、進行を間延びさせない工夫がポイントだったと思います。

全社員で場を共有することの重要性

会社と社員の関係を確認しあうことができた

御正氏:急速に変化する現在の環境下において、成長企業にとっては、おそらく社員の出入りも激しいと思います。そういう意味でも過去をただ振り返るだけではなく、これから会社はどうなっていくのか、どういう方向に向かうのか、会社と社員の関係を確認しあうきっかけとして、この様な場は必要だと思います。LEIの皆さんは、ただ面白い、楽しいイベントを作るというだけではなく、弊社の組織課題に真摯に向き合い、その解決のためのイベントをご提案してくださいました。イベントの制作過程では、様々な苦労、困難もありましたが、だからこそ両社一体となって、取り組むことができたと思っています。

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