支援事例

今回、各地域・ビジネス領域を代表する上級管理職を対象としたグローバルリーダーシッププログラムの一環として、本ツアーを実施しました。 国籍・文化・バックグランドなど多様性に富んだメンバーが、日本独自の価値観や暗黙知に触れることで、新たな価値の創造や発想を促すきっかけとなること、特に来日した各国のメンバーに対しては、日本の魅力をメンバーと共に実感することで、日本企業で働く事の誇りにつながればと思い、本ツアーを企画、実施することにしました。

ツアーでは、日本文化・伝統技術である盆栽、懐石料理、茶道、座禅を1日で体験する仕立てとしました。

見る（視察）だけではなく、実際に体感、体験することで、日本人の根底にある価値観や技術に触れてもらうとともにそれら技術を保有する職人の方々から背景にある想いを語っていただくことで、さらに理解・共感を深めてもらう流れにしました。参加メンバーからは、「日本の文化について深く知るきっかけになった」「自国の文化にも通じるものがあることに気付いた」などという声をもらいました。日本文化の根底にある素材を活かす心、他人を尊び、もてなす心をなど、各プログラムで様々な発見があったようです。

今回のツアーに参加した塚原克平さん

今回のツアーで、日本の文化・伝統技術を実際に体感したり、職人の方々の深層にある価値観や暗黙知に触れることで、大変多くの気づきを得ました。なかでも海外メンバーと座禅を組みながら、坊主から聞いた、「日本には柔道や剣道、華道、茶道など様々な道があるが、”道”＝一体化である」という話が印象に残りました。日本人が古来から大切にしてきた”道”を共に実践・体験することが出来、大変意味深い1日でした。

お客様からのご要望を形にするべく、様々なネットワークを活かし、企画を具体化していきました。今回、特にこだわったのは、「ただ見る」、「体験する」だけでなく、各技術を保有している職人の方々から背景にある想いを語ってもらうことで、深層にある価値観や暗黙知に触れていただくこと。当日は参加者の方々が各体験を通じて自然に気づきを話しだすような“場” を創ることを意識しました。また、ファシリテーターや日本文化に造詣が深い通訳ガイドが同行し、要所要所で説明を加えながら進行をしていきました。