周年イベント

創立以来のDNAを継承し、更なる発展につなげるため様々な取り組みを実施

伊藤忠アーバンコミュニティ株式会様

15周年事業

「若手社員を中心としたチャレンジの機会の場」をテーマに
様々な取り組みを実施

マンション管理、ビルマネジメント、レジデンシャルの3営業部門からなる総合部門からなる総合不動産管理・運営会社として、お客様の資産や収益を大切に守るサービスを提供してきた伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社(以下、IUC)。
同社は、設立15周年を迎えた2015年、「若手社員を中心としたチャレンジの機会の場」をテーマに、半年間に渡って様々な取り組みを実施した。プロジェクト期間 2015年5月~2015年10月

創立50周年事業の取り組み

会社の成長のためには、社風変革が必要

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長田社長:私たちのような管理会社は、業界全体の傾向として安定収益が見込めますが、ともすれば受身な社員が多くなりがちなのも特徴の一つです。ただ近年は、価格やブランド力での競争によるリプレイスが多く起きており、サービス次第ではお客様が管理会社を変える時代です。昔のように安定的な不動産管理だけではいけないという思いは年々強くなっていました。
私は2014年に社長に就任しましたが、当社には、“言われたことだけやっていれば良い”という社員が多く、新たなチャレンジに消極的な風土が存在していました。既存のお客様に対しても新たな提案をしていく姿勢が求められている環境変化の中では、旧来の社風を変えなければ会社の成長が止まってしまうのではないか。このような危機感の高まりから、社員へのチャレンジの機会、特に若手社員へのボトムアップのチャンスを与えたいと考えていました。

15周年事業は、
若手社員を中心としたチャレンジの機会

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長田社長:15周年記念には、単なる華美なもの以外を設けたいと考えていたとき、前職(伊藤忠都市開発株式会社)で年に1回実施していた「全社員総会」を思い出しました。もしIUCでも「全社員総会」を開催するとなれば、本社・支社・支店等の社員を対象とした場を設けることは史上初。だからこそ、各部長からの方針共有に留めるのではなく、“若手社員を中心としたチャレンジの機会”と位置づけ、部長だけでなく、若手社員からの提言を発表してもらうことにしました。

山本氏:2015年5月から、若手を中心に集められた20名のメンバーでの提言準備が開始しました。「15周年事業は、対外的なPRとして行うのではなく、社内の組織活性・風土醸成を目的に行う」という社長からのメッセージを踏まえ、「自社の課題は何なのか?」「設立20周年を迎える2020年には、どのような状態になっているのが理想か?」という問題/願望の両サイドからアプローチをし、提言するアクションプランを検討していきました。当初はディスカッションもままならない状態のメンバーでしたが、魅力的なプレゼンテーションに向けたトレーニングの効果もあり、最後にはしっかり提言をまとめあげていました。

若手の成長、部長への刺激

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長田社長:アウトプットとしての提言発表は15周年イベント当日にありましたが、若手社員からの提言は期待を超えるものでした。発表方法が秀逸だったことはもちろんですが、これからのニーズに沿ったサービスや新たな風土醸成の場の提言など、発表内容もすばらしく、さらに提言を裏付ける事業計画・事業採算なども含まれていました。正直、9月上旬にあった中間プレゼンでは期待外れの出来だったので、約1ヶ月でここまで追い上げたことに、嬉しい驚きを覚えました。

山本氏:若手社員のメンバーは吸収が早く、素直にお互いの意見を受け入れていたことが良い提言に繋がったのではないでしょうか。
今回集められたメンバーには、即戦力として採用された中途社員と、会社の将来を担う人材である新卒社員が混在していました。しかし、準備期間の中で「自分は新卒だから…」という肩書きを意識した発言は見られませんでした。元々3つのグループが合体してできた“多民族な会社”だからこその光景かもしれませんね。

長田社長:当日は、『税後利益10億円を目指すビジネスプラン』をテーマに、部長からの提言もありました。しかしこちらは、若手と比較して目新しいものが少なく、“言われたことだけやる”という昔からの風土を払拭できていない印象を受けました。ですので、今回の15周年事業を通じて、圧倒的な成長を遂げた若手からの発表を聞くことは、部長にとって良い刺激になったのではないかと思います。

風土変革には継続した場が必要

山本氏:今後は、若手社員が半年間かけて練ってきた提言の実行に向けて、より具体化を図っていきたいと思います。進め方としては、発表された4つの提言のうちいずれかを選択するのではなく、4つ全てを包含した1つのストーリーで仕立てたいと考えています。これらの提言を、中期経営計画『(仮称)GP2020(グロースプラン2020)』に盛り込み、記憶が新しいうちに実行に移していく予定です。

長田社長:今回育んだボトムアップの風土を途絶えさせないためにも、継続した場が必要だと考えています。新しいチャレンジをしても評価されないという消極的な風土が存在する当社ですが、定期的に場を設け、刺激を与えることで、抵抗勢力が重く圧し掛かってくることも避けられるでしょう。

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20周年に向けて

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長田社長:より大きな節目となる設立20周年に向けた想いとして、私自身、「2020年にIUCを連結税後10億円以上の会社にする」という『社長の夢』を掲げています。このビジョンが実現すれば、従業員の給料が上がるという金銭報酬面での満足度が上がることはもちろんですが、総合管理会社としてのプレゼンスが高まり、業界No.1クラスの会社として存在感を発揮できると思います。今回の15周年事業を単体で終わらせるのでなく、ここで培ったボトムアップの風土を確実に自社に定着させることで、ビジョンが実現できると信じています。

山本氏:この夢の実現は、容易なものではありません。今回の取り組みのように、若手社員がチャレンジをすることで上層部を突き上げ、全社員が本気でビジョン実現にコミットする機運を醸成する必要があると思っています。