表彰イベント

その他

リコージャパン株式会社様

アンバサダーワークショップ

常勝組織づくりの鍵は、企業のライフイベント“表彰”にあり

テクノロジーの進化に伴う商品の短サイクル化やグローバル化の進展による人材の流動化・多様化など、企業を取り巻く環境は、変化の度合いを強めている。この様な変化の激しい時代において、いかに社員のモチベーションを高め、事業の成果創出につなげていくか、企業の適応力と対応力が問われている。つまりは、市場の変化に対して、適切に対応し続けられる組織こそが勝ち続けられる組織であると言えるだろう。
リンクイベントプロデュース(以下LEI)の伊林は、“表彰”という企業のライフイベントが、この常勝組織づくりの有効な仕組みのひとつであると語る。同社は、優秀社員のみを称える従来型の表彰ではなく、成果にいたる受賞者のナレッジを組織全体に伝播させることで、組織成果へとつなげる新しい表彰の概念を提唱し、仕組化している。今回、この新たな表彰スタイルを導入し、生産性向上に向けた組織力の強化や常勝組織への風土改革に取り組むリコージャパン株式会社様の事例をお伝えする。

社員のモチベーション

遠い存在だった“表彰”

受賞者をアンバサダーへ
受賞者をアンバサダーへ

「世の中の役に立つ新しい価値を生み出し、提供しつづけることで、人々の生活の質の向上と持続可能な社会づくりに積極的に貢献する」ことを使命に事業・サービスを展開するリコージャパン。昨今の市場変化に伴い、同社も常勝組織への進化を迫られていた。人財本部 人財開発室 ナレッジ推進グループの佐藤氏は、「優秀社員の中にあるナレッジを組織に共有することで、組織全体のレベルを上げることが、強い組織創りにつながると考えた」と語る。
これまで同社では、時期や場所、受賞人数等の関係から、表彰対象となる社員のみを集めて表彰式を行っていた。

そのため、非受賞者である多くの社員にとって表彰は“遠いもの”であり、“目指すもの”にはなっていない状況であった。この課題を解決する第一歩として、同社が新たに取り組んだのが、受賞者を“全社にナレッジを伝えていく人材=伝道師”として育成する「アンバサダートレーニング」だ。

アンバサダーワークショップ 当日の流れ

優秀社員のスキルやスタンスを汎用可能な
ナレッジに昇華させ、組織に共有する

社長から受賞者への手紙
社長から受賞者への手紙

アンバサダートレーニングの目的は、優秀社員が成果をあげる過程のスキル(思考・行動)やスタンス(価値観・信念)を、第三者の視点も踏まえて抽出し、汎用可能なナレッジとすること。また、そのナレッジを非受賞者にも分かりやすく伝えられるスキルを培うことである。このトレーニングは、彼らの“暗黙知”を参加者同士の相互作用であきらかにし、組織として活用出来るナレッジとすべく、「行動変革プロセス」に基づき設計された。
プログラム冒頭で参加者の意識に揺らぎを与え、変化を促す。

事前に社長から一人ひとりへ送った手紙には、受賞への“賞賛”とともに、ナレッジを組織全体に伝播させていく伝道師(アンバサダー)としての“期待”が込められていた。(上図①)これにより参加者のトレーニングに対する意識や姿勢に変化が生まれ、その後の取り組みや対話が深まる土台となった。

トレーニングを通じて養われた
伝道師としての“自覚”と“自信”

グループワークの様子
グループワークの様子

プログラム中盤では、体感型ワークや思考フレームを提示、参加者同士の対話も用いて一人ひとりの中に眠るナレッジの芽を掘り起こしていった。(上図②)さらに、プログラムの終盤で、それらを言語化し、魅力的に語るためのプレゼンテーショントレーニングを行うことで、参加者はナレッジアンバサダーとしての自覚と自信を少しずつ養っていった。(上図③)ワークショップ終了後、参加者からは「普段関わりのない領域や地域の受賞者の話に刺激を受けた」、「失敗から成果創出までのプロセスは、大変勉強になった」といった声や「対話を通じて、自分の考えや想いが明確になった」という感想が寄せられた。

今回のプログラムを設計したLEI遠藤は、「彼らが言語化したナレッジを会社の求める行動や掲げているビジョンと紐付け、成功ストーリーとして、全社に広めていくことで、組織活性や組織成果の向上につながる」と“表彰”という仕組みが組織にもたらす中長期的な効果を訴える。今回のトレーニング成果は、アンバサダームービーとして全社に共有される予定だ。

組織の成長につながる表彰制度の実現に向けて

人財本部人財開発室ナレッジ推進グループ 佐藤様、小幡様
人財本部人財開発室
ナレッジ推進グループ 佐藤様、小幡様

人財本部の佐藤氏は、困難や葛藤を乗り越え受賞に至った彼らのストーリーを発信することで、表彰制度は一部のスーパーマンのみが目指すものではなく、努力を積み重ねることで誰もが獲得できるものであるという事を伝えていきたい、と映像に込める想いを語る。
また、受賞者をより身近に感じてもらい、より多くの社員が受賞を目指し、互いに切磋琢磨する環境を作ることで、組織全体の底上げ、成長を実現していきたいと今後の展望をお話された。 同社の表彰を通じた変革ストーリーは、ここからさらに続いていく。